地理歴史科
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駒澤大学高等学校
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*???人間は「外の自然と共通で、外の自然と交流しあう、情緒的で、感覚的な、あるいは食欲や性欲という生命力の表現をはじめとする身体的な、いわゆる『第一の自然』とよばれるものと、科学、技術、生産などにかかわる『第二の自然』とよばれる二つの自然を持っており、その交錯、調和、統一によって生きている。」(暉峻淑子『豊かさとは何か』岩波新書、89年9月)【学習のねらい】
私たちは、地球という惑星の地表で、さまざまな自然環境に囲まれて暮らしている。そして、私たちも自然に属するものとして、自然の存在である。その意味からいって人間を人間的自然といってもよい。
人間は自然環境の中で、自然を相手として生活しているのだが、素手で、そして一人で自然環境に向かっていくにはあまりにも無力である。道具を使い、むれをつくって力を合わせて動物や自然の脅威から身を守り、獲物を狩り、大地へ働きかけて作物を作って暮らしていた。人間は、群れを作ることから始めて、むらの共同体をつくり、国を作り、現在私たちが、そのなかで暮らしているような複雑な社会組織や制度を作り上げた。また、簡単な道具を作ることから始まって現代の高度な生産・交通・コミュニケーションその他の科学技術を発達させた。そして今、まさにデジタル化が進んでいる。
このように人間が自然環境の中で生きていくために創造し、発展させてきた生活のしかたを文明という。文明は人間がつくりあげてきたものであるけれども、私たちが生まれてきたときには、自然環境と同じく一定の文明が与えられている。そういう意味で文明を昔から*「第二の自然」とも言っている。
こうして自然は三重の構造あるいは関係を持っている。自然−第二の自然−人間的自然である。
人間は、その生存を確保するために、ほかの動物たちには見られないことば・道具・組織−文明(文化)をつくり発展させてきた。文明によって人間は、さまざまな困難を乗り越えてきた。地理歴史科は、人間と人間のいとなみである文明について学習する教科である。そして文明をいくつかの角度からとりあげて学習する。